海辺でバーを開くために

サラリーマンが、ワインバーを出店するためのメイキングブログ ワイン/料理はもちろんのこと、海、旅行、仕事、生き方、ライフスタイルなど、いろいろな情報をアップしてます!

強くなければ生きられない、優しくなければ意味がない

海辺でバーをオープン予定のLinoxです。先週、今週のバー準備ですが、、、ほとんどありません^^; 今週末は包丁とかまな板とか買おうかなと思ってはいます。ただ、頭の中ではいつも考えていて、本を読んだりググったりしてるので、来年のスタートの仕方については朧げながらみえてきました。

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夏が終わっていきそうな近所の海

個人的には9回目の結婚記念日がありました。実は、結婚披露宴をしたホテルは家から歩いて20秒ほどで、いつもならそこでお祝いすることもあります。でも、昨今の状況でお酒が飲めないので、、、そのホテルもテイクアウトをはじめたので、近々試してみようと思います。その代わりというわけではありませんが、今年はいつもお世話になっているフレンチのテイクアウトでお祝いしました。そのフレンチは行くのはもちろんそうですが、おせちやテイクアウトもこのところかなりお世話になっていて仲がいいということだと思うのですが、ありがたいことに直筆の暖かいメッセージ付きで料理を準備してくれました。

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テイクアウトのフレンチ

さて、今回はミステリー小説のお話です。つい最近、レイモンドチャンドラーという人のプレイバックという本を久しぶりに読みました。この本は何度か読んでいるのですが、以前読んでいたのは清水さんという方の翻訳。今回読んだのは村上春樹さんの翻訳です。

何度も読んでいるにもかかわらず、かなり昔に読んでいたこともあり、内容はおぼろげながらに覚えている程度。この小説はフィリップマーロウというハードボイルドな探偵シリーズの最後の作品です。大学から社会人になりたての頃は、ミステリーとジャズにどっぶりはまっていて、その雰囲気だけで何か自分が大人になったような気がしていました。フィリップマーロウという探偵は、ウイスキーやサンドイッチを好んでいて、その頃はモルトウイスキーとサンドイッチを好んで食していました。子供ですねー。ちなみに、村上春樹さんの小説を読むと、シャツにアイロンをかけて、パスタをゆでたくなります。

好きな話なので、あっという間に脱線しましたが、このプレイバックという小説には、フィリップマーロウが発する日本ではすごく有名な「強くなければ、、、優しくなければ、、、」というセリフがあります。村上春樹さんも訳するにあたって、この部分について、いろいろな人から尋ねられたり、自分でもいろいろと考えられたりしたようです。仕事では読む人や聞く人に理解してもらいやすいようにかなり意訳することが多いですが、有名な小説、文学の表現であれば、ものすごく気を使って難しいことなのではないかと想像します。

大学のときに読んだときは、リズムがいいキャッチーでフィリップマーロウをそのまま表しているようなこのセリフが大好きでしたし、折に触れて思い出して自分を振り返ったりしてました。あー、やっぱり子供ですね。でも、なかなか実行できないからこそ、今でも好きな言葉なのかもしれません。

英語の原文では、"If I was't hard, I woldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive"、だそうです。ミステリーやハードボイルドについてはもっと書きたくなりましたが、文字数が多くなってきたので、また今度書きたいと思います。

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いいワインも開けたのですが、、、エチケットが破れてしまいました、、、

今週末の南関東は気温もぐっと下がり雨模様。娘の習い事の発表会のため、ほとんどそれにつきっきりです。終わったら、楽しみにしているおもちゃを一緒に買って、デパ地下でおいしそうな総菜を仕入れて、娘と遊びながら飲みたいと思います。読んでいただきありがとうございました。皆様、よい週末を!