海辺でバーを開くために

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自分の仕事は積極的に見せた方がいい

海辺でバーをオープン予定のLinoxです。このところのバー準備の進捗ですが、飾ろうと思っているシャンパーニュ地方の地図を額縁に入れたり、入り口の外溝を小さなドライガーデンにしてもらったりしてました。植栽は9月の少し涼しい時期になってからしてもらいます。また、家族などに試験的にお客様のようにふるまってもらって、店舗内のオペレーションも何度かしてみました。気になるところはいくつかでてきていますが、正式なオープンは来年にすることにしたので、ぼちぼちとブラッシュアップしていきたいと思っています。

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家族向け最初のお店のプロトタイプでは、お祝いかねてドンペリを開けました!

さて、今回は仕事を見せることのメリットについて書いてみたいと思います。先週は仕事でいくつかのイベントがありましたが、その一つに四半期ビジネスレビューというのがあります。これは自分のグローバルのチームがオンラインで集まって、前四半期のレビューや今後の活動についてディスカッションするものです。外資系の会社ではQBR(Quarter Business Review)なんて呼ばれ方をしたりしますが、そのやり方は会社によってさまざまです。今の会社では、前四半期のビジネスについての振り返りについては、それほど時間をかけずに、ヨーロッパ/中東、アメリカ、アジアパシフィックに分けて各リージョンで15分ずつ、簡単に報告とQ&Aをするだけです。日本時間の20時から23時の3時間 x 2日間で行われたのですが、それ以外のほとんどの時間を次のプランのためのディスカッションに使います。

当然、自分自身が日本のマーケットで行ったアクティビティーや学んだこと、今後のプランについて詳細にシェアするような時間はありません。それはそれでいいのですが、20数年外資系で働いた経験から、上司やグローバルのメンバーには、自分が実行したことや考えていることを、求められずともより詳細に可視化した方がいいと考えています。QBRではその時間はなくとも、それとは別に自分の振り返りとプランを7,8枚にまとめて自発的に提出しました。

そのメリットとして、一つ目は自分を振り返って今後のことを整理するのに役立つ、二つ目は離れている上司(自分の上司はオーストラリア)やメンバーに正しく理解、評価してもらい、適切なアドバイスをもらうことができるというものがあります。どちらも重要ですが、特に二つ目が仕事にかかわる全員にとってメリットとなるものです。

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お店をはじめるにあたって、友人からいただいたシャンパンのマール、の味見

 

例えば、ある案件がうまくいってなかったとします。それについて、他のメンバーからは、こんなことをしてみたらどういか?、とか、こうしてうまくいった事例があるよ、だとか、いろいろなアドバイスが来るのですが、その案件の状況を正しく理解していないと、とんちんかんなアドバイスになったり、明後日の方向に議論がいったりすることがあります。そういうアドバイスはありがたいのですが、うける自分も疲弊するときがあるし、他のメンバーの貴重な時間も無駄な時間として奪ってしまうこともあります。少しの時間で自分の詳細な情報をまとめてメンバーに事前に可視化しておくと、こういった事態をかなり避けることができるのです。

まとめかたについては、そのレポートを見る人の知識レベルによって、変える必要があります。まとめる内容は、背景、目的、課題、解決案、メリット、スケジュールやコストといった同様の構成になることが多いですが、どんな人が読むのかを具体的にイメージするのが、スムーズに仕事をすすめるカギになると思います。具体的な人物をイメージしてまとめないと、逆に誤解を与えかねないので気を付ける必要があります。昨今の状況では特に、場所や時間の制約、言語の制約によって、以前に比べてさらにコミュニケーションの量も質もどうしても不足していってしまうので、仕事を進めるうえでは気を付けていきたいですね。

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どちらの会議も重要だったので、右耳と左耳で別の会議に出てみました、、、やっぱり聖徳太子じゃなかった、、、

今週末の南関東は真夏が復活してます。ほんとに暑いですね。このところ、週末は娘の習い事が忙しいので、送迎の合間に必要なものを買い出しにいったり、たまっている雑用を片付けようと思います。また、子供の入学や9年目の結婚記念日もあったので、おいしいワインを飲みたいと思います。読んでいただきありがとうございました。皆様、よい週末を!