海辺でバーを開くために

サラリーマンが、ワインバーを出店するためのメイキングブログ ワイン/料理はもちろんのこと、海、旅行、仕事、生き方、ライフスタイルなど、いろいろな情報をアップしてます!

自分がはまった刑事、探偵ランキング

海辺でバーをオープン予定のLinoxです。今週のバー準備ですが、、、本業が忙しくなってきたのと、週末が娘の発表会だったこともあり、ほとんど進捗ありません、、、昨年12月から始めているシャンパンの試飲をしているくらいでした。ワインショップをはしごしたり、オンラインでシャンパンを買って結構仕入れたので、少し余裕が出た今週はいくつか試飲しようと思います。

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本日の近所の海、晴れてきました

 

さて、今回は前回に続いて、ミステリーのお話です。自分がこれまではまったミステリー小説の主人公について、ランキングにしてみました。

 

第3位 鮫島警部 新宿鮫 シリーズ(大沢在昌

ドラマ化や映画化もされているおなじみの大人気シリーズ。無間人形は直木賞も受賞してます。ストーリや描写はもちろん素晴らしいのですが、骨があって不器用だけど見た目は超かっこいい(と思っている)鮫島警部と、14歳年下の恋人でロックシンガーの昌さんとの絡みも設定からしてなかなかない感じで楽しいです。

 

第2位 御手洗潔 探偵シリーズ(島田荘司

自分が学生のときに新本格ミステリーの旗手のトップランナーだった島田荘司さん。この方のおかげでその後どっぷりとミステリーにはまるようになりました。その中でも御手洗潔というちょっと変わった天才的な探偵が活躍するミステリーは奇想天外、驚くようなストーリーやトリックで虜になりました。占星術殺人事件は島田さんのデビュー作で御手洗探偵が出てくる小説ですが、ほんとに衝撃をうけた作品でした。島田さんは生き方や考え方もかっこよく、車好き、音楽好き。島田さんがおすすめしてたチックコリアなども良く聴きました。他にも「アトボス」という作品も好きです。壮大、かつ身近なテーマでぐいぐい引き込まれて読めます。

 

第1位 沢崎探偵シリーズ(原寮)

元ジャズピアニストだった原さんが作り出したのが沢崎探偵。チャンドラーの作品に非常に影響されたようで、フィリップマーロウを彷彿とさせます。とはいっても、自分は先に原さんの小説に触れてからチャンドラーを読んだので、沢崎探偵の方に愛着があります。不器用さ、強さ、優しさ、賢さ。いい年をとったおじさんになっても、ほんとに憧れてしまいます。原さんは遅筆でなかなか作品がでなかったのですが、「私が殺した少女」で直木賞。この小説は本当に何度読んでもストーリがこっていて面白く、また、泣ける作品です。

 

番外 吉敷刑事シリーズ(島田荘司

島田さんのもう一つのメインシリーズである吉敷刑事シリーズ。人間的な弱さももつけれども、他人のことを心から考え、誠実であろうとする共感できる探偵です。テレビドラマにもなりましたが、そんな吉敷刑事がさまざまな奇妙な事件に出会います。島田さんの作品なので、どれもストーリやトリックが秀逸ですが、社会的な問題がテーマになっている作品が多い印象があります。テーマへのきりこみ方や洞察、無常や理不尽なことに対する表現や描写は、個人的には松本清張さんや安部公房さん、カフカカミュなどの作品と通じるところがあるように思います。「奇想、点を動かす」が自分が選ぶ一番好きな作品で、こちらも何度も読み返しました。ラストでは、歴史に翻弄されて、どうしようもない状況の人に対する吉敷刑事の優しさ、言葉にいつも号泣してしまいます。

他にも大好きな作家はたくさんいるので、またランキングしてみようかな。もし、機会があれば読んでみてください。面白さは多くの方が保証されてると思います。

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先週作ってもらったサムゲタン

今週末の南関東は快晴とは行きませんが、晴れ間も出て、気温もあがってきてます。海辺を散歩して、シャンパンの勉強?に励みたいと思います。読んでいただきありがとうございました。皆様、よい週末を!