海辺でバーを開くために

サラリーマンが、ワインバーを出店するためのメイキングブログ ワイン/料理はもちろんのこと、海、旅行、仕事、生き方、ライフスタイルなど、いろいろな情報をアップしてます!

美しい動きのバーマスターになるために

海辺でバーをプレオープン中のLinoxです。色々な方にお店に来ていただく毎に、「あれをやらないと、これも決めないと」と、次から次へとやりたいことが出てきます。隙間時間にスマホやPCで調べたり考えたりしているのですが、あっという間に1週間が過ぎていきますね。

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海と雲が太陽をサンドイッチ

以前、下記の記事でご紹介した「看板のない居酒屋」で、店にいるときは役者のようにお客様に魅せることをしているということが書かれていました。役者とまではいかなくても、美しい動きでお客様と接することができたらいいなと思っていました。どのように美しい動作を身を付けたらいいのだろうか?ということを考えていましたが、今回はその答えの一つについて書きたいと思います。

美しい動きを身に着けるには、華道、茶道、武道、日本演芸といったものを、少しでも学ぶのがいいのかなと考えていました。いろいろとネットで検索すると、「禅が教えてくれる美しい人をつくる所作の基本」という本に出会いました。

数年前、龍雲寺というお寺で体験座禅会があるということで、禅の体験をしてみました。スティージョブズも学んでいたといわれる禅。小学生くらいのころ、バス旅行で行った永平寺で同じく体験した時は、子供なので20分くらいだと思うのですが、すごく長く感じられた記憶がありました。しかし、そのときは50分くらいの時間でしたが、最初はいろいろと雑念が浮かんでは消えるのですが、途中からはほとんど記憶になく、結構あっという間に坐禅の時間は終わってました。1日くらいの禅の体験で何かすぐに変わるものではないとは思っていましたが、帰り道は少し落ち着いた気持ちになった記憶があります。

そんな経験もあり、上述の「禅」という言葉にひかれてネットで早速買ったのですが、少し間違って「禅が教えてくれる美しい時間をつくる所作の智慧」という2作目の本をクリックしてました。どちらも、枡野俊明さんという庭園デザイナーで禅僧の方が書かれた本です。

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海の中にある鳥居の横に沈む夕日

 

本に書かれていることは、店だけではなく、生きる上で参考になることばかりで、自分を振り返りながら読むことができました。その中でも、特にすぐに実践したいと思ったのは、「当たり前のことを当たり前に丁寧にする」ということでした。「丁寧に」動く、というのは、「心をこめて」「感謝の気持ちをもって」「今の瞬間を大事に」動くということにつながっているのだと思います。そういった心持で動作を行えば、自然と美しく見えるということでしょう。枡野さんは、心が整っていると、所作も整う。心と所作はつながっているというようなことを書かれています。こういったことをいつも心がけていければ、難しく優雅な動作や格好のよい動きといったことを力んで考えなくとも、美しい動作をし始めていけるように感じました。

前作の「禅が教えてくれる美しい人をつくる所作の基本」も読んで、1日のうち少しの時間だけでも目を閉じて静かにゆっくりと呼吸することをはじめました。以前もそのようなことをしたことがありますが、すぐに忘れてしまって続きませんでした^^; 今回はブログにも書いたので、これから続けていけたらと思っています。

週末の南関東は天気が崩れることはなさそうです。海の音を聴いて、心静かにする時間を持ちたいと思います。読んでいただきありがとうございました。皆様、よい週末を!