海辺でバーを開くために

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人生の重要な選択をどのように考えるべきなのか?

海辺でバーを開く予定のLinoxです。突然ですが、本業の仕事、バー開店の準備と並行して、ここ1カ月、今後の人生においてのある選択について取り組んでいます。まだ、決断していないため、その選択についてはもしかすると後日記事にするかもしれませんが、ここではまず人生の中での重要な選択の一つということで話を進めさせてください。

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数年前の大島の桜

現時点での選択肢は3つあります。日々、いろいろなインプットによって、いろいろな視点、いろいろな考えが湧いてきます。本業もバー開店準備も忙しいので、この選択をどのように考えるべきなのか、何かヒントがないかと、ロルフ・ドベリー氏の本を読みなおしました。この本については、以前にも記事にしています。

今回、手に取ったのは氏の著作の中の "Think clearly"。この本から選択に関連しそうなパートを再度読みなおしました。その中で、今回一番参考になった点が、ものごとを全体的にとらえるという点です。

本の中で書かれている例が、”マイアミビーチに住んだら「幸福度」はアップする”か?ということでした。著者はスイスに住んで、冬には毎日車についた氷と寒い中格闘し、渋滞に巻き込まれて職場に行っていました。皆様がそういう状況だったとして、太陽がさんさんと輝く暖かいマイアミビーチに住んでいたらどのくらい幸福度があがるか?と質問されたら、どのように答えるでしょうか?おそらく幸福度のレベルはいくつもあがると答えるのではないでしょうか?

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数年前の矢切の梅

ドベリ氏は、以前、マイアミに住んでたそうです。そのことを思い出したときに、スイスでの生活と幸福度の違いはまったく変わらなかったといっています。ノーベル経済学所を受賞した心理学者のダニエル・カーネマン氏は、「特定のことについて集中して考えているときは、それが重要な要素に思えても、実際はそれほど重要ではない」ことがあるということを「フォーカシング・イリュージョン」と説明されているようです。マイアミとスイスの気候の差というのは、人生を長い目で見ると、その満足度においてほとんどとるに足らないことなので、特定の要素だけに意識を集中させないほうがいいという考え方です。

「もし、あのときに、こういうポイントを考えて選択していれば、どうなっていただろうか?」という質問は誰しも経験があると思います。確かに少しは違っていたかもしれませんが、その結果は自分が思っているよりずっと少ないだろうということです。自分の人生に対してできるだけ距離を置き、広角レンズを通して全体像を眺めるのも必要だということでした。

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数年前のけやき坂の桜

選択肢の一つ一つの細かい要素に目を向けすぎるのではなく、人生の全体像の中で、今回の選択について俯瞰してみて考えたいと思いました。 

週末の南関東は、土曜は晴れ、日曜は雨。なんと、日曜にはゴルフの予定が、、、雨あまり降らないでほしい。娘にテルテル坊主を作ってもらいます。読んでいただきありがとうございました。皆様、よい週末を!