海辺でバーを開くために

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ワインテイスティングの不思議 - アロマスターを使ってワインテイスティング修行➁

海辺でバーを開く予定のLinoxです。バーの開店準備ですが、今週は保健所の施設検査がありました。昨年から事前に図面を送り、電話でアドバイスを受けていたこともあり、すんなりと5分くらい店を見るだけでOKもらえました。「すごくしっかりされてますね」といわれて、設計士さん、工務店、現場の方に本当に感謝しました!まだ完全に完成ではないのですが、「こんな店を作ってもらって、真剣にやらないと、、、」と、少しプレッシャー感じてます ^^;

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カウンターチェアはまだありませんが、素晴らしいカウンターがベールを脱いだ

前回は主にアロマスターというワインテイスティングのためのツールについて、ご紹介いたしました。今回はアロマスターを使ったワインテイスティングで、難しいと思ったこと、不思議に思ったことなどについて書きたいと思います。

まずは固有名詞としては聞いたことがあるけど、どんな香りかまったく想像できないものがあります。スイカズラ、サンザシ、菩提樹、、、それらのスケッチを見ても、香りを嗅いでも、ふーんとしかなりません。自分が実体験として触れ合っていないものは、香りだけ嗅いだとしても、自分のものにするのは難しいですね。これらはすべて白い花というカテゴリーに属していて、それ以外にはオレンジの花、ジャスミン、アカシアがあります。

アロマスターには前回ご紹介しなかったもう一つのツール、アロマチャートというのがあります。これは代表的な葡萄種から主に感じられる香りを参考として示しているものです。例えばシャンパンにも使われるシャルドネという種類だと、白い花の中でもスイカズラ、サンザシ、オレンジの花、アカシアがマークされています。ただ、香りの表現として厳格な固有名詞ではなく「白い花の香り」という表現でも使われているのをよく聞きますね。シャルドネの場合、菩提樹ジャスミンにはマークされていないのですが、大きなカテゴリーとして「白い花」をとらえることをまずは考えて、それから徐々により繊細な嗅覚を鍛えていくというのがいいかなと思ったりしています。

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シャルドネのアロマチャート

ワインの香りとして不思議だと思ったものには、灯油、たばこ、タールといったものがあります。それぞれ、ミネラル、乾燥ハーブ、トーストのカテゴリーに属している香りです。これら単体の香りだと、美味しそうには思えないのですが、そういったニュアンスがほかの香りにまざってほのかにあるということなのだと思います。ただ、人に説明する表現として使うにはちょっと抵抗がありますね。

一方で、欠陥のあるワインとしてカテゴライズされていた香りの中で、シェリー酒、マディラワインという香りがありました。それぞれ、ワイン系のアルコールとして存在しているにも関わらず、ワインの香りとしてはだめだということ。シェリー酒は酸化、マディラワインは熱劣化の欠陥ということです。難しいですね。欠陥のあるワインの香りとして、他には除光液、ゴム、馬の汗といったものがありますが、これはわかりやすくおいしくなさそう ^^;

一般的な人は1万種以上の異なる香りを嗅ぎ分けることができ、訓練によってそのうちの3千種類は具体的に何なのかを判別できるようになるといわれているそうです。まったく、そのようになれる気がしませんが、マイペースでトレーニングしていきたいと思います。ちなみに、アロマスターは田崎真也さんが監修されています。

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先週末は家族で手巻き寿司。

ただ、妻と意思疎通ができておらず、仕入れすぎました、、、

週末の南関東は曇りがちですが、雨は降ることなく気温はあがりそうです。半袖で海風を感じながら、冷えたシャンパンを楽しみたいと思います。読んでいただきありがとうございました!皆様、よい週末を!