バーの開店準備として、シャンパンのテイスティングを勉強し始めました➁
海辺でバーを開く予定のLinoxです。娘の幼稚園もはじまり、仕事も今年のプランニングレビューやキックオフなどで本格的になってきました。バーのプランニングも何度も修正しながら進めています。
今回もシャンパンのテイスティングの勉強について書いていきたいと思います。昨年の12月から今日にいたるまで、17本のシャンパンをテイスティングしてきました。結論から話をすると、シャンパンの違いを感じるのは非常に難しいということです。
白ワインや赤ワインは、全世界で作られていて、ブドウの種類も100種類以上はあるのではないでしょうか。そのため、作り手の多さの前に、ブドウの種類や作られる土地のバリエーションの多さによって、さまざまな香りや味のワインがあります。
それに比べて、シャンパンは作られる場所もフランスのシャンパーニュ地方だけ、使われるブドウも7種類と限られています。シャンパンを作るときにブレンドするワインの種類や組み合わせは無限ではありますが、香りや味のバリエーションの広さは少なくなります。言い換えると、シャンパンの違いはより繊細で粒度の細かい部分で感じなければなりません。
まだまだ未熟ではありますが、現時点では以前の記事で書いた酵母臭や酵母の味が強いか弱いかというところが、シャンパンを比べるにあたって一番大きな要素となっています。この香りや味については、強いシャンパンと弱いシャンパンでは、飲むとすぐにわかるほど異なっています。また、この香りと味は他のスパークリングワインだとあまり感じたことはありません。シャンパン製法でつくっているスパークリングワインもありますが、この酵母臭や酵母の味がシャンパンの大きな特徴といえるかもしれません。
それ以外の違いを感じるために、視覚に加えて聴覚も動員します。シャンパンの色と泡の量とその大きさなどを見て違いをみてから、耳をグラスのそばにもっていって、泡のはじける音をききます。シャンパンの泡の音は、天使の拍手ともいわれますが、量と大きさでその音色が微妙に違っています。もしかするとマナー違反なのかもしれませんが、目を閉じて耳をグラスに傾けるたびに、天使の拍手を受けていると考えると、ロマンティックな感じもします。
また、シャンパンも他のワインと同様に、開けてから少し時間がたってから飲むと、香りや味が開いてきて、よりその美味しさを感じられるようになります。なので、開けてすぐにテイスティングするだけではなく、2杯、3杯と飲み重ねるごとにテイスティングしていくのも楽しいものとなります。
バーの開店までに、一つの目標として100種類くらいのシャンパンテイスティングをできればと思っています。ハードであるバーの店舗だけでなく、ソフトである自分のスキルや経験にもかなりの投資が必要そうです、、、
今日の南関東はすごく暖かく、昼下がりからシャンパンテイスティングをするには絶好の日和?です。いい食材を調達して、今日もテイスティングして、自分の感覚を磨きたいと思います。今回も読んでいただきありがとうございました。よい週末を!