串揚げがあればパラダイス
天ぷら編に続いて、串揚げ編です。
今から数年前、東京から大阪に2年間転勤して赴任してました。年度末に会社の新しい組織設計をしていて、大阪にポジションを新しく創設したまではよかったのですが、、、、そこに適任な人が見つからず、ボスに説得され、自分で作ったポジションに、自分をアサインするはめになってしまいました^^; そんな感じではじまった大阪生活ですが、赴任中にはおいしいものにたくさん出会いました。その中で特に特筆すべきものが串揚げです。
二度づけ厳禁!が有名な串カツだるまに代表されるように、串揚げ(串カツ)は大阪の代表的な食べ物です。大阪ミナミの繁華街を歩いていると、いたるところで串揚げの看板に出会います。たこ焼き屋もそうですが、こんなに多くの店があって、やっていけるのかと思うくらいの数です。実際、大阪で行っていた串揚げのお店のいくつかは、アラカルトの提供からセットメニューだけの提供にしたり、いつのまにか別の店になっていたりと、串揚げ屋の経営環境は厳しいものがあると思われます。
現在の自宅の近所に、大阪出身、大阪で修業したまっとうなおいしい串揚げ屋がありました。娘が小さい時から快くむかえていただいてたので、頻繁に通っていたのですが、こちらもつい最近閉店してしまいました。近所には串揚げ屋的な店が2,3はありますが、大阪ほど競合が多いわけではありません。他店の串揚げは、油が汚れて、酸化していて、素材もこだわっているようにはみえません。その串揚げ屋は、間違いなく飛びぬけておいしく、大阪でたべていた上品で何本でも食べられるようなものでした。難しいあられをまぶした銀杏揚げなどは、その腕の良さがわかるすばらしいものでした。
ただ、他の串揚げ店と違うのは、値段。いいものを出しているので、やはり割高になってしまいます。また東京では大阪と違って串揚げを食べる人も、その回数も大阪とは比べ物にならないくらい少ないです。そのため、継続的にお客様の総数を維持することができなかったのだと思います。新鮮な食材にもこだわっていたので、廃棄ロスもかなりにのぼっていたのではないかと推測されます。
それにしても、大阪ではどんな串揚げ屋に入っても、まずい!という串揚げにはほとんど出会いませんでした。東京では、まずい!という串揚げにはよく遭遇します。そういったことも、東京で串揚げが大阪ほどははやらない理由でもあるかもしれません。
妻が関西出身で串揚げLoveなため、近所においしい串揚げ屋がないことは死活問題です。いい串揚げ屋の再オープンは、淡い期待でしょうか。それまでは、少し遠出をしてでも、串揚げを食べるしかないですね。
そういえば、コロナの影響で、串カツだるまのソースもつけるから、かけるに変更されるといったニュースがありました。串カツだるまは大阪新世界ではじめられたお店だそうですが、今回はまた違った新たな串カツの世界を作り出していくのではないでしょうか。大阪に行くことがあれば、どのように変わっているか見に行ってみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。早く大阪へ串揚げが食べに行けますように。