V.I.P.のおもてなしはどのようにして行っているのか?
仕事柄、海外への出張が多くあります。どんな目的で行くかというと、一つ目は社内の打ち合わせやカンファレンス、二つ目は現地のお客様との打ち合わせや、海外拠点のメンバーとのお客様との打ち合わせ、三つめはお客様のV.I.P (Very Important Person)のおもてなしです。三つ目のおもてなしは、さまざまな打ち合わせも含めてのことですが、この出張での一番大きな目的はお客様V.I.Pと仲良くなること、関係づくりです。今回はこれまで経験したおもてなしについてご紹介したいと思います。
イタリアの海辺の施設でV.I.P.イベントを行ったことがありました。自分は日本人、イタリア人、ドイツ人、合計3人のV.I.P.のおもてなしのために、渡伊しました。イベントは聞いたことのない1泊2日の工程。ローマのホテルで集合したのち、イタリア高速鉄道のグリーン車的な車両を2つ貸し切って、ローマから数十分の海沿いの街へと向かいます。車中では行程やイタリアについての説明、イタリア企業からの取り組みについてのプレゼンテーションなどが行われます。
到着した駅は非常に小さな駅で、そこからすぐに施設の中に入れます。施設には古い鉄道車両がたくさん展示されています。その中で100名程度の椅子が配置され、いくつかの講演やデモなどが行われます。小さなイベントにはめったにこない自分の会社の社長も、V.I.P.イベントということで来場していました。4時間程度のプログラムが終わると、楽しみの一つのバイキングでの会食になります。
おもてなしをするV.I.P,の皆様と会食しながら、さまざまな企業の人たちや自社のメンバーを紹介して交流してもらいます。V.I.P.の方々はこういう場に慣れているので、少しの気配りであとはご自分で積極的に情報交換をされます。最初はうまくいくように気をもむのですが、楽しそうに談笑しているのを見ると、ほっとして自分も少しだけワインを飲んだり、食事を楽しんだりすることができます。でも、ほんとうに気が休まるのは、お客様がホテルの部屋に帰った後。ホテルのバーや部屋でゆっくりと飲むときに、緊張が一気にほどけ、心地よい気分になります。
もう一つのおもてなしは、ドイツのF1レースでのおもてなし。といっても、実はお客様に用ができてキャンセルしてしまったため、ドイツの同僚と二人でV.I.P.イベントを楽しむことになりました。これは本当に役得でした。V.I.P.パスを持っているので、レースコースに降りられたり、ピットを見学できたり、また、食事もレースが見られる1等席でのおいしい食事達とワイン。同僚なんて、ここぞとばかり楽しみまくってました。自分は適度に、、、かな。
海外でのV.I.P.イベントは本当におしゃれで、わくわくするものが多いです。そんな場所で、プライベートも含めていろいろな話ができることは、ビジネス的に多くのメリットがあると思います。そういったイベントに参加して、多くのV.I.P.の方にお世話になり、貴重な体験をさせてもらっていることが大変ありがたいことだと感謝しています。
自分が開くバーはV.I.P.向けとは行きませんが、来ていただく方々が気軽にコミュニケーションできて、特別な体験を提供できるような場所になればいいなと思っています。このブログをはじめたときに、海辺でバーを開く夢について語りました。よろしければ読んでいただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。早く旅行も飲食もこころおきなく楽しめますように。